人工芝に防草シートはNG!?人工芝の下には○○をひけ!

 

 

人工芝施工で選ばれがちな防草シート

 

人工芝の施工をする際には、防草シートが選ばれることが多いです。

 

防草シートは、土から新しく雑草が生えてこないようにするためのもので、物理的な力をかけて雑草の成長を抑止すると共に、雑草の成長に欠かせない日光を遮る働きがあります。

 

人工芝の下から新しく雑草が生えてくると、見た目が悪くなる上に、手入れが困難です。そのため、雑草対策として、防草シートを人工芝の下に敷くわけです。

 

ただ、防草シートは、人工芝と組み合わせて使用することが望ましくないです。けれど、そのことを知らない業者が多いため、人工芝と防草シートを組み合わせてしまう例は少なくありません。

 

 

防草シートと人工芝の相性は非常に悪い

 

防草シートは本来、単体で使用することを想定されているものです。そして、単体で正しく使用すれば、雑草の成長を抑止することは可能です。

 

しかし、人工芝の下に敷くと、デメリットばかりになってしまいます。

 

防草シートは、雑草に必要な太陽光を通さないために、きめ細かい形状となっています。そのため、人工芝の下に敷いた場合、雨水を溜め込んでしまいます。人工芝は水捌けが良くなるように作られているものがほとんどですが、たとえ人工芝が雨水を逃がしたとしても、その下にある防草シートが雨水を捉えてしまう形となります。

 

そうすると、溜まった水の中で微生物が発生したり、人工芝にカビが生えたりして、環境が悪化します。カビが生えた人工芝は、寿命が縮んでしまうでしょう。

 

さらに、防草シートによって逃げ場を失った雨水は、一箇所に集まって水溜まりを作る恐れがあります。

 

そして、溜まった水が下にある土を押しのけ、より大きな水溜まりを作るという悪循環に陥ってしまいます。水溜まりによって、土台となっている土の形が変わったら、その上を歩くたびに人工芝ごと沈み込み、不快感を覚えるでしょう。

 

また、最悪の場合は、水溜まりのくぼみに足を引っかけて、転倒してしまうことにもなりかねません。

 

防水シートに溜まった水がカビを発生させ、人工芝の寿命を縮めた場合、早い段階で人工芝を張り替えなければならなくなります。

 

また、土台の形状が変わってしまった場合、その形を整えるという、余計な施工が必要になる恐れがあります。そのようなことにならないために、人工芝と防草シートは組み合わせてはいけません。

 

 

防草シートではなくアンダーパッドを選ぼう

 

人工芝を施工する際に、雑草対策を行う場合は、防草シートではなくアンダーパッドを選ぶようにしましょう。

 

アンダーパッドはクッション性のある道具で、表面に細かな穴がいくつも開いています。そのため、人工芝の下に敷いても、防草シートのように、雨水を溜め込んでしまうことがありません。

 

そして、厚みがあることで、下から生えてきた雑草を通さないようになっています。さらに、アンダーパッドを使用する際には、小石のような充填剤を敷きます。

 

充填剤はいくつも折り重なることで、日光は遮りながら、水捌けは良いという環境を作り上げます。そうして、防草シートのようなデメリットを伴わず、防草シートとほぼ同じ雑草対策を実現できます。

 

また、アンダーパッドには、厚みと弾力性を兼ね備えた素材が使われています。ただでさえ雨水が溜まりにくい構造を作り出せる上に、アンダーパッドが力を吸収する形なので、土台の形が変わることはありません。

 

したがって、快適な環境を長期的に維持できるでしょう。

 

 

防草シートを選ばない業者に依頼する

 

人工芝の施工をする場合、防草シートを下に敷いてはいけません。

 

雨水によって不快な状況が作られる上に、早い段階で再施工をしなければならなくなる恐れがあります。したがって、正しい知識をしっかりと持っていて、防草シートと人工芝を組み合わせない業者に依頼するようにしましょう。

 

防草シートを選ぶようなところは、知識不足である可能性があります。

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