このコラムでは、Easigrass(イージーグラス)とその他の人工芝との違いを分かり易くご説明します。
Easigrass(イージーグラス)とは、ガーデン先進国イギリスが誇る花の祭典【RHSチェルシーフラワーショー】で人工芝としては史上初となる金賞を獲得した見た目の美しさが評価されている人工芝です。
RHSチェルシーフラワーショーについて
https://gardenstory.jp/stories/63651
1997年の創業以来、ポルシェやヒルトンホテルをはじめ、イギリスの有名デパートでも展示・販売されるほど高い評価を受けています。
またスポーツ部門ではイギリスの名門、CHELSEA(チェルシー)FCの公式練習場にも採用されています。
それではさっそくEasigrassとその他の人工芝の5つの違いについてお伝えします。
イージーグラスと一般的な人工芝の最大の違いは基布(バッキング)です。
通常の人工芝は、ラテックスといわれる黒ゴム(SBR)で裏面をコーティングしている為、その性質上、吸水および保水します。
その為、日照時間や水はけの条件によっては、黒カビが繁殖します。
またペットのおしっこも同様に水分の為、吸水してしまい、最終的には強烈な悪臭の原因になってしまいます。
※特に夏場は最悪です。
もちろん定期的にクリーニングをおこなえば、別ですが、ほとんどの場合そこまでマメにクリーニングする施主もいない為、基本的には臭くなり、カビも発生します。
最悪の場合、隣人から悪臭を指摘され、トラブルに発展するケースもあります。
(メンテナンスしなくていい。という嘘を伝える施工業者のその一因ですが。)
イージーグラスは特殊なEGバッキングという非吸水タイプの基布(バッキング)なので、黒カビの元になる雨水や臭いの元になるペットのオシッコを吸水や保水しません。
その為、長年使っても、カビや悪臭は発生せず、お子さんやペットも快適にまた、安全に利用する事ができます。
2つ目の違いは、製品保証の有無(あり・なし)です。
たとえば車にせよ、家具にせよ、家電にせよ、あらゆるキチンとした製品には保証書がついています。
人工芝も同様です。
イージーグラスでは最低8年の製品保証がつくだけでなく、実際に保証書がついてきます。(施工依頼の場合)
その為、施主さまは安心して施工する事が可能です。
反対にいくら安くても、製品保証書もつかない人工芝の大半は、2~3年でボロボロになるため、10年という長いスパンで考えた場合、損するケースが多いです。
EGバッキングで作られた人工芝は、70~80N(ニュートン)の耐引性があります。
通常の人工芝は30~50Nなので、イージーグラスの人工芝は約1.5倍以上も抜けにくいということになります。
抜けにくい人工芝というのは、ながくキレイなお庭が保てる、という施主さまにとってのメリットのほかに、環境を汚さない、という環境保全の観点でもメリットがあります。
というのも、現在問題となっているマイクロプラスチックの20%は粗悪な人工芝が原因といわれています。
抜けた人工芝が家庭の排水を通じて、海洋に流れ出るからです。このプラスチックは海中の魚が誤飲し、最終的には我々人間の胃袋の中に入ってきます。
そうした事をふまえれば、抜けにくい人工芝をえらぶことは、環境のみならず、将来の子供たちの健康を考える上でも重要です。
通常の人工芝はプラスチックと黒ゴムの混合物になります。
その為、処分するには産廃処理として、ゴミ処理をしなければいけません。
イージーグラスの芝は、100%プラスチックなので、サーマル燃料として、発電の原料になり、環境を汚すことなく、リサイクル処分できます。
またイージーグラスと通常の人工芝では処分する際のコストも異なります。
通常の芝の場合、産業廃棄物になるため、地域差はありますが、おおよそ1キロ70円以上の処分代がかかります。
また日本は元々土地がせまく、産廃処理の場所が少ない為、年々産廃処分費用は高騰しています。その為、将来的には100円以上のコストがかかる可能性もあります。
一方でイージーグラスは1キロ30円以下になるため、1/3以上の経費(コスト)削減になります。
こうした観点で見ても、EGバッキングで作られたイージーグラスの人工芝をおススメしています。
最後の違いとして、仕上がりの違いがあげられます。
通常の人工芝の多くは1m幅のロールのため、10平米以上のお庭やベランダに施工する際に継ぎ目が多く発生してしまいます。
一方でイージーグラスの人工芝は2m幅ないし4m幅で生産されている為、広い面積になればなるほど継ぎ目が減り、結果的に綺麗な仕上がりになります。
以上、イージーグラスとその他の芝の違いについてのご案内でした。
ぜひこちらを参考によりよりお庭やベランダづくりを楽しんで頂ければ幸いです。